2006年11月15日
OpenPNEの画像アップロード
VineサーバにSNSソフトのOpenPNEを入れてみた。
一通り動作テストをしてみたが、招待メールも送れるし、日記も書ける。ところが、画像ファイルをアップロードできない。
ImageMagickやGDもRPMで入れてるし、もちろんApache、PHP、MySQLも入っている。
仕方ないので、PHPをソースからビルドすることにした(多分、PHPがGDをサポートしてないようなので)。
PHP4.4.4のソースをダウンロードして、
# ./configure --with-apxs=/usr/sbin/apxs --with-mysql --enable-zend-multibyte --enable-mbstring --enable-mbstr-enc-trans --enable-mbregex --with-gd --with-zlib --with-jpeg-dir=/usr/lib
としたわけだが、エラーになる。
zlib-1.1.4-0vl1.i386.rpm
libjpeg-6b-15vl1.i386.rpm
libpng-1.0.7-0vl3.i386.rpm
は既に入っていたが、devel関係が必要なようだ。
# rpm -ivh zlib-devel-1.1.4-0vl1.i386.rpm
# rpm -ivh libjpeg-devel-6b-15vl1.i386.rpm
# rpm -ivh libpng-devel-1.0.7-0vl3.i386.rpm
もう一度コンフィグして
# make
# make install
これで、GIFとPNGフォーマットの画像はアップできるようになった。
ところが、JPEGファイルがアップできない。
それじゃーと、GDをリビルドする。
# rpm --rebuild gd-1.8.3-0vl2.src.rpm
(但し、VFlib-develとfreetype-develが必要)
# rpm -Uvh --force gd-1.8.3-0vl2.i386.rpm
# rpm -Uvh --force gd-devel-1.8.3-0vl2.i386.rpm
# rpm -Uvh --force gd-progs-1.8.3-0vl2.i386.rpm
この後、PHPをもう一度リビルド。
うまくいった!
phpinfo()でGD欄にJPEGが登場。
GIF、PNG、JPEGファイルのアップロードが可能となった。
そこまでは良いのだが、その後、いらん事して(LILOをいじって)ブートできなくなりました。
あーーーーーーーーーーーっ、もう!!!って感じ(笑)。
投稿者 masatsu : 00:04 | コメント (0)
2005年12月24日
LOOX起動せず
プロセスとしてcpufreqdが動いているのだが、/proc/cpufreqでクロック周波数が出ない。
なんか、うまく働いていないようだ。
別マシン(CPUは、K6-2)でインストールしているので、Crusoe向けに最適化されていないのか・・・。
やはりカーネルのコンパイルをLOOX上で行なったほうが良いのかと思い、カーネルのソースパッケージを入手し、「rpm --rebuild」でリビルドした後、「--force」オプションで強制的にインストールした。
再起動してみると、LILOで止まる。なんか、カーネルが大き過ぎるというエラーのようだ。
つーか、liloコマンドを実行するのを忘れた。lilo.confも書き換えていないし、initrdも作っていない。
rpmパッケージなので、このへん不要だろうと思っていたが、どうなんだろう?いるのかな?
とにかく、にっちもさっちもいかない。
また、筐体を開けて、ハードディスクを取り出さなけりゃならんのか・・・、面倒くさいなー。
投稿者 masatsu : 12:20 | コメント (0)
2005年12月16日
LOOXでRails
前回Vine3.2にgemsが入れられないと書いたが、なんとかインストールしてRoRも導入できた。
Railsはrdocを使うので、
# apt-get install rdoc
とすれば、ruby自体も依存の関係で入る。
問題は、Vine3.2に提供されているRubyのバージョンが古いので、バージョンアップが必要だってこと。
以前、1.8.3をソースからビルドしてインストールしたが、gemsのインストールに失敗した。
今度は
http://www.wildtree.jp/~araki/modules/bwiki/index.php?rails%A4%F2%BB%C8%A4%A4%A4%BF%A4%A4#content_1_2
のページの手順通りにRPMソースをダウンロードし、Rubyの入れ替えを行なった。
リビルド時にもパッケージが無いと怒られ、アップグレード時にも依存で怒られたが、その都度必要なパッケージをapt-getで入れながら、なんとか完了した。
あとは、普通にgemsとRailsのインストールをするだけ。
Rubyのバージョンさえ満たせば、あとは簡単な話しだ。
投稿者 masatsu : 15:52 | コメント (0)
2005年12月12日
LOOXでLongRun
LOOX S5/53は、Vine3.2で元気に動いている。
バッテリーの新品を通販で買ったので、モバイルもばっちりだ(バッテリーは大容量タイプのFMVLBP102)。
もともとバッテリー稼働時間の長いCrusoeマシンだが、せっかくなのでLongRun機能を有効にして、更に稼働時間を延ばすべく挑戦してみた。
まずlongrunのソースを
http://www.kernel.org/pub/linux/utils/cpu/crusoe/
から入手。
# tar xvzf longrun-0.9.tar.gz
# cd longrun
# make
で、バイナリーのlongrunがビルドされるので、
# cp longrun /usr/bin/
# ./MAKEDEV-cpuid-msr
で完了。
カーネルにcpuidとmsrをモジュールとして組み込むために
/etc/modules.conf
に次の2行を追加。
-------------------------------------
alias char-major-202 msr
alias char-major-203 cpuid
-------------------------------------
Linux起動時にlongrunを実行するために
/etc/rc.local
に次のスクリプトを追加。
-------------------------------------
if [ -f /usr/bin/longrun ]; then
longrun -s 0 100
fi
-------------------------------------
これでOKかと思ったら、
# longrun -p
で状態を見ようとするとエラーになる。つーか、直接コマンドから起動しようとしてもエラーだ。
で、色々調べてみるとパッチが有るらしい。
http://nemaru.at.infoseek.co.jp/file/longrun.patch.gz
をダウンロードし、longrun.cと同じディレクトリに保存。
# gunzip longrun.patch.gz
# patch longrun.c longrun.patch
# make
# cp longrun /usr/bin/
これで
# longrun -p
で、enableになっていることが確認できたが、本当にきちんと動作しているのかは、今一つ良く分からない。
投稿者 masatsu : 12:55 | コメント (0)
2005年12月08日
LOOX S5/53にVine3.2
バッテリーとハードディスク無しの「FMV LOOX S5/53」を安く手に入れたので、手持ちの10GBハードディスクにVine3.2を(別のPCで)インストールして、LOOXに組み込んだ。
筐体は、裏面のネジを全部はずせば簡単に開けることができるので、ハードディスクの組み込みは難しくない。
HDD組み込み後、最初の起動時に(Kudzuが)必要なドライバを組み込んでくれるので、何の苦労もない。
Xの設定についても、変則的な解像度(1024×512ドット)なので自動設定は無理だろうと思っていたら、何のこたぁない・・・勝手にうまいこと設定してくれた。
サスペンド状態への移行と、そこからの復帰も問題なく行なえた。
無線LANも使えるし、これでバッテリーさえ有れば最強のモバイルPCだ。
まぁ、バッテリーが1万円くらいするわけだが・・・。
投稿者 masatsu : 02:40 | コメント (0)
2005年11月09日
Vine3.2へのdist-upgrade
Vine3.1を3.2にupgradeしたが、kernelが変更されなかった。
しかし、これは当然のことで、(kernelを含めた)完全なバージョンアップは、
# apt-get dist-upgrade
と、しなければならなかった。
これでkernel2.4.31が入ったわけだが、再起動しても2.4.27のままになる。
/etc/lilo.confの「2.4.27-0vl7」の箇所を「2.4.31-0vl1.8」に書き換えて、
# lilo -v
を実行すれば良いわけだが、initrdファイルが開けないというエラーで止まる。
/bootの中を見てみると、確かに2.4.31のinitrdファイルが無い・・・。
仕方ないので、手動で作成。
# mkinitrd /boot/initrd-2.4.31-0vl1.8.img 2.4.31-0vl1.8
その後、再度
# lilo -v
として、再起動すると、やっと2.4.31ベースで起動した。
投稿者 masatsu : 00:08 | コメント (0)
2005年11月08日
Vine3.2
10GBの2.5インチHDDを中古で買ったので、以前NiigataLinuxを入れたノートPC(CF-45)のHDDと交換して、Vine3.1をインストールした。
Vine3.1に関しては、前にインストールして使ってみたことがあるので、そのままでは面白くない。
そこで、aptで3.2にアップグレードしてみた。
まず、/etc/apt/sources.listの中の「apt 3.1」の部分を「apt 3.2」に変更。
# apt-get update
# apt-get upgrade
で、後は勝手にダウンロードとインストールを開始する。
ただ、更新後でも、さすがにカーネルは2.4.27のままだった(Vine3.2はkernel2.4.31のはず)。
あまり面白くない・・・。
投稿者 masatsu : 02:11 | コメント (0)
2005年09月23日
aptの覚書
余っているPC(松下のCF-45:K6-2の233MHz+96MBメモリ)に、Vine3.1をサーバ用途でインストールしてみた(なお、現在の最新は、Vine3.2)。
カスタムでインストールしても「インターネットサーバ」という大括りでしかインストールできないため、細かいインストール設定は(Fedoraのようには)できない。
そのためインストール直後の状態は、デーモンとしてApache1.3とPostfix、sshdくらいしか動いていない(Proftpdはインストールされているが、起動していない)。
inetdやtelnet-serverすら入っていないので、aptでインストールしてみた。
Xを入れていれば(synapticが有るので)とても楽だが、入れなかったのでCUIでやるしかない。でもRPMで依存を調べながら入れるよりは、ずっと簡単だ。
すぐ忘れてしまうので、備忘録としてコマンドを書いておこう。
# apt-get update
でパッケージリストを更新する。
# apt-cache search telnet
でtelnet関係のパッケージを検索して、一覧表示する。
# apt-get install telnet-server
で一覧中の「telnet-server」を指定して、インストールする。
これで、inetdも勝手にインストールされた。
inetd.confのtelnetdとproftpdのコメントをはずし、proftpd.confをinetd経由になるよう書換え。
まぁ、telnetdくらいは依存がほとんど無いからaptでなくても構わないが、依存関係が複雑なものはrpmコマンドなんか使ってられないだろうな、って感じ。めっさ楽です。
投稿者 masatsu : 01:24 | コメント (0)
2005年04月30日
Vine3.1
サーバとして運用しているVine2.5は、東芝DynabookSS3010上で動かしている。
これとは別に、完全なクライアントPCとして(モバイル用途で)使用している東芝DynabookSS3410上にVine3.1を入れてみた。
Celeron400MHz+128MBメモリの威力なのか、GNOMEを使用しても快適なレスポンスだ。
無線LANの設定が、Fedoraに比べると少し弱い(WEP暗号の設定を直接、設定ファイル・・・「/etc/sysconfig/network」等に記述しなければならない)ようだが、まずまず満足している。
特に、synapticによる新しいソフトウェアのインストールやバージョンアップの容易さは、素晴らしいの一言につきる。
容易なのを良いことに色々とソフトをインストールして遊んでいるが、その一つとして「etherape」を入れてみた。
これはネットワーク上のパケットをモニタリングして、グラフィカルに表示してくれるツールだ。
ところが、Xのメニュー上からはどうしても動かない(起動はするが、LANカードを認識しない)。
GNOME端末からは
# etherape
で動くので、LANカードやソフト自身には問題がない。
ところが、端末からでも
$ etherape
では動かない。
つまり、eth0を利用するのにroot権限が必要だってことみたい・・・。
他の(root権限を必要とする)ソフトは、起動時にrootパスワードを入力させるダイアログが出るのに、etherapeは(ユーザ権限では)起動はするが、使用できないという変なソフト。
でも動きさえすれば、ネットワーク技術者必見(必須ではない)の楽しいソフトだ。
投稿者 masatsu : 20:42 | コメント (0)
2004年12月26日
USBストレージクラスのHDDを接続
980円で買ったUSB接続2.5インチHDDケースに10GBのHDDを入れて、持ち歩き用の大容量ディスクとして使っている。
Windowsベースで使うため、フォーマットはFAT32だ。
これをディスク空き容量の少ないVineに接続できるように、設定を行なってみた。
1.USB接続 - 接続後、「/proc/bus/usb/devices」を見て、VendorとProdIDの値を確認する。
「Vendor=05e3 ProdID=0702」だった。
2.usbmgr.confへ追記 - 「/etc/usbmgr/usbmgr.conf」に以下の一行を追加する。
「vendor 0x05e3 product 0x0702 module scsi_mod , sd_mod , usb-storage」
3.mountスクリプトの記述 - マウントコマンドを覚えておきたくないので「/root」内にusbhdd_start及びusbhdd_stopというファイルを作成し、パーミッションを0755にする。
#!/bin/sh
/bin/mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usbhdd
#!/bin/sh
/bin/umount /mnt/usbhdd
4.マウントポイントの作成 - 「/mnt」の下に「usbhdd」というディレクトリを作成する。
5.usbmgrを再起動し、USBHDDを挿した後、/root/usbhdd_startを実行する。
投稿者 masatsu : 17:24 | コメント (0)
2004年12月09日
GsBlog設置
Vine上にGsBlogというブログツールを入れてみた。
PHPの設定で「magic_quotes_gpc」がOnでなければならないので、php.iniで設定を変更し、Apacheを再起動。
あとはMySQL上に新規にデータベースを作成する等の作業はあるが、別段何の問題も無く設置できた。
デザインも良いし、掲示板機能もデフォルトで付いている。
結構、良いかも(動作がえらく速いし・・・)。
投稿者 masatsu : 10:15 | コメント (0)
2004年12月04日
osCommerceの設置
WebShop構築において非常に有用なツールである「osCommerce」をVine上に導入してみた。
ApacheとPHPとMySQLが動いているだけで良いので、とてもお手軽だ。
SSL通信もできるし、これがフリーとは考えられないほど強力なソフト。
設置場所は、ユーザホームではなく、Apacheのドキュメントルートにしたので、こちらからアクセスして欲しい(但し、実験用なので掲載商品の販売は行なわない)。
投稿者 masatsu : 00:17 | コメント (0)
2004年12月02日
XOOPS管理画面
インターネット経由でXOOPSにログインし、管理者用の画面を開いて色々と設定していたところ、突然管理者画面が開けなくなった。
同じPCからそれまでできていたものが、ある拍子にできなくなるというのは、もしやデータベースが部分的に壊れたのか、設定ファイルが壊れたのか・・・。
仕方ないので再インストールした(データベースも作り直し)が、やはり管理者画面が開けない(なお、再インストールは、SSHでPlamoにログインし、そこからVineにTelnetして行なった)。
ここでハッと気付いて、そのPCのある機能を無効にしてみると・・・問題なく管理者画面を開くことができた。
無効にした機能とは「Norton Internet Security」・・・まったくノートン先生よぉ。
投稿者 masatsu : 16:01 | コメント (0)
2004年11月28日
Mambo Open Sourceの導入
PHPとMySQLを使用したCMSツールであるMamboを、Vine上に設置してみた。
Vineに入れているPHPのバージョンは4.3.9、MySQLのバージョンは4.0.18だが、PHPのconfigure時にzlibのオプションを指定しなかったため、ファイル圧縮の機能は利用できない。
まぁ、気にせずにMamboを入れてみたわけだが、これがなかなか高機能。
非常にお手軽に見栄えの良いページが作成できる。
投稿者 masatsu : 18:02 | コメント (0)
2004年11月10日
mod_rpafの組み込み
PlamoのApache2には以前に組み込んだが、VineのApache1.3には組み込んでいなかった。
なので、入れてみたのだが、Apache2のときと多少違う部分もあったので、書いておこう。
まず、mod_rpafのmake時にApache1.3用でmakeして、「mod_rpaf.so」を作る(Apache2がターゲットのときは「mod_rpaf-2.0.so」を作る)。
httpd.confの記述は、LoadModuleとAddModuleを行ない、IfModuleタグで設定(設定内容自体はApache2のときと同じ)。
まぁ、なんとか動くようになったが、苦労した。
投稿者 masatsu : 01:57 | コメント (0)
2004年11月09日
Xoopsのインストール
最近、流行のXoopsなるものをインストールしてみた。
サーバ2号機のPlamoのほうでは、PHPのバージョンが5のため動かない。なので、サーバ1号機のVine2.5のほうに入れてみたわけだが、PHPとMySQLの連携がうまくいかず、苦労した(XoopsはLAMP環境上で動作するので)。
最初、ApacheとPHPとMySQLはRPM版で入れていたが、VinePlusのPHPは標準のデータベースをPostgreSQLとして設定されており、なおかつ「--without-mysql」まで指定されている。
仕方ないので、RPM版のPHPは削除して、ソースからコンパイルしてインストールする。
ところが、configureでエラーが出る。lex(flex)が入っていないためらしい。
面倒くさいが、bisonとflexをソースで入手し、ビルドした。
PHPのconfigureオプションを適切に指定し、ビルド。・・・今度はうまくインストールされたようだ。
Apacheを再起動し、phpinfoを見てみると、MySQLサポートもOK。
ちなみにXoops自体のインストールは、異常に簡単だ。LAMP環境さえ適切に稼動していれば、5分もかからない。なかなか素晴らしい。