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2019年07月23日

Manjaro Linuxをリモートデスクトップ経由で日本語入力可にする

リモートデスクトップ経由でなければ「半角/全角」キーや「Ctrl+空白」で日本語入力モードに切り替えられるのですが、リモートデスクトップ経由だとうまくいきません。
おそらくキーマップの問題だろうと推測し、設定してみました。

1.前回の時点で、キーマップファイルである「km-e0010411.ini」はダウンロード済み
(「/etc/xrdp/km-e0010411.ini」として存在しています)

2./etc/xrdp/xrdp_keyboard.iniを確認する
 ↓
「rdp_layout_jp」が4行記述されており、内容は以下の4行
・0x00000411 … (A)
・0xe0010411 … (B)
・0xe0200411 … (C)
・0xe0210411 … (D)

3.必要なファイルを作成する
上記の内(B)はダウンロードしたので、残りの(A)(C)(D)のiniファイルを作成します。
(但し、(A)は「km-00000411.ini」が既に存在しているので、リネーム後、コピーします)

# mv km-00000411.ini km-00000411.ini.bak [Enter]
# cp km-e0010411.ini km-00000411.ini [Enter]
# cp km-e0010411.ini km-e0200411.ini [Enter]
# cp km-e0010411.ini km-e0210411.ini [Enter]

# reboot [Enter]

これで問題なく日本語入力できるようになりました。

投稿者 masatsu : 09:32 | コメント (0)

2019年07月22日

Manjaro Linuxを導入

最近、人気急上昇の「Manjaro Linux」を余っているノートPCに入れてみました。
初めてのArch系Linuxです。

【OSのインストール】
1.ManjaroJPプロジェクトのサイトからXfce版(manjaro-xfce-18.0.4-stable-x86_64-ja.iso)をダウンロード
2.EtcherでUSBメモリへFlash(書き込み)
3.そのUSBメモリから起動した後、rootユーザに切り替える(rootのデフォルトパスワードは「manjaro」)
4.GPartedで以前HDDに入れていたディストリビューションを削除
5.HDDへインストール開始(かなり時間がかかる)
6.もう一度GPartedを起動して、インストールしたパーティションに「boot」フラグを付ける(これをやらないとHDDから起動できない)
7.HDDから起動する
8.DHCPによるIPアドレス取得ではなく、固定IPアドレスに変更
9.SSH接続するために、『networkmanager-dispatcher-sshd』をインストール
10.ノートPCのふたを閉めてもサスペンドしないように、「/etc/systemd/logind.conf」に「HandleLidSwitch=ignore」を追記

【WOL設定】
1.DEVICE名を確認
# nmcli con show [Enter]
 ↓
うちの環境では、接続プロファイル名は「有線接続 1」、デバイス名は「enp67s0」

2.WOL状態を確認
# ethtool enp67s0 | grep Wake-on [Enter]
 ↓
Wake-on:d
(WOLが有効になっていない)

3.WOLを有効に設定
# nmcli c show "有線接続 1" | grep wake-on-lan [Enter]
 ↓
default

# nmcli c modify "有線接続 1" 802-3-ethernet.wake-on-lan magic [Enter]
# nmcli c show "有線接続 1" | grep wake-on-lan [Enter]
 ↓
magic
(マジックパケットで起動できる設定)

【Windowsからリモートデスクトップ接続】
1.「yay」を導入
# pacman -S yay [Enter]

2.xrdpとxorgxrdpをインストール
$ yay -S xrdp [Enter]
(3の「xrdp-git」を選択)

$ yay -S xorgxrdp [Enter]
(1の「xorgxrdp」を選択)

※rootでyayを実行することはできません!

3.xrdpの有効化
# systemctl enable xrdp.service [Enter]
# systemctl enable xrdp-sesman.service [Enter]

4.キーマップファイルのダウンロード
# cd /etc/xrdp [Enter]
# wget https://www.mail-archive.com/xrdp-devel@lists.sourceforge.net/msg00263/km-e0010411.ini [Enter]
(ダウンロードしただけで、未使用)

5.設定ファイルの編集
# vi xrdp.ini [Enter]
(「new_cursors=true」を「new_cursors=false」に、「max_bpp=32」を「max_bpp=24」に変更)

# vi sesman.ini [Enter]
(「FuseMountName=thinclient_drives」を「FuseMountName=.thinclient_drives」に変更)

# cd /etc/X11 [Enter]
# vi Xwrapper.config [Enter]
---------------------------
allowed_users=anybody
needs_root_rights=auto
---------------------------

6.ログインユーザの設定ファイルを変更
$ vi .xinitrc [Enter]
(get_session()関数の中の「--exit-with-session」を削除)

7.再起動後、Windowsからリモートデスクトップ接続
(Sessionは「Xorg」を選択)

投稿者 masatsu : 00:25 | コメント (0)

2019年07月10日

PicoのためにPHPをインストール

Markdownで記述するCMSの『Pico』(以前のサーバで運用していたもの)を動かすためにPHPを導入しました。

1.外付けUSBハードディスク上に置かれた『Pico』(ディレクトリは「rasp」)にドキュメントルートからシンボリックリンクを張る
# cd /var/www/html [Enter]
# ln -s /mnt/hdd1/rasp/ ./rasp [Enter]

2.PHPをインストール(domとmbstringモジュールも必要)
# apt install php [Enter]
# apt install php-xml [Enter]
# apt install php-mbstring [Enter]
# systemctl restart apache2 [Enter]

これで、ブラウザから下記のURLにアクセスできれば完了!
http://(サーバのIPアドレス)/rasp/

投稿者 masatsu : 09:48 | コメント (0)

Raspbian Buster Liteに変更

RaspberryPiのケースを空冷ファン付きに変更しました。
当然、一度シャットダウンして、(ケース変更後)再起動したわけですが、なぜかvimとsambaとapacheが動きません。
これらソフトウェアの共通点は、あとからaptでインストールしたものってくらいで、まったくもって原因不明です。
まぁSDカードだから不具合も起きるだろうと、別のmicroSDを用意して、新たにOSから入れ直しました。

選択したOSは、2019年6月20日版の『Raspbian Buster Lite』です。
以前投稿した『Raspbian Lite』のインストール手順書を参考に固定IPアドレス設定まで終えた後、以下の作業を行いました。

1.まず何はともあれvimをインストール(…vimじゃないと使いにくい)
# apt install vim [Enter]

2.外付けUSBハードディスクの設定(元々接続していたものなので、フォーマット等は省略)
(ハードディスクを接続後)
# fdisk -l [Enter] で外付けUSBハードディスクが「/dev/sda1」であることを確認
# blkid /dev/sda1 [Enter] でUUIDを取得

(マウントポイント…/mnt/hdd1…を作成後)
# vi /etc/fstab [Enter]

【UUID=(取得したUUID) /mnt/hdd1 ext4 nofail 0 0】
の一文を追記

# reboot [Enter]

3.aptのアップデート
aptでSambaをインストールしようとするとエラーになったため、先にaptをアップデート

# apt-get update --allow-releaseinfo-change [Enter]

「main」がエラーで取得できなかったけど、まぁ良しとしましょう(^-^;)

4.Sambaのインストール
# apt install samba [Enter]
# systemctl status smbd [Enter]

5.Apacheのインストール
# apt install apache2 [Enter]
# systemctl status apache2 [Enter]

6.SambaとApacheの設定ファイルを書き換えて再起動
# systemctl restart smbd [Enter]
# systemctl restart apache2 [Enter]

ちなみにCPU温度は以下のコマンドで把握できます。
# vcgencmd measure_temp

本当にファンの効果はあるのだろうか?(笑)

投稿者 masatsu : 03:08 | コメント (0)