« 2018年10月 | メイン | 2019年07月 »
2018年12月20日
nethserverのNextcloud
管理画面の「ソフトウェアセンター」から『Nextcloud』をインストールしてみた。
以前、別のサーバに導入した際は、データベースの作成や初期設定等が必要だったわけだが、nethserverではいきなりログイン画面に…。
いや、ユーザ名もパスワードも設定してないっつーの(笑)
…で、ネットで調べてみたらすぐに判明。
・ユーザ名:admin
・パスワード:Nethesis,1234
だった。
とりあえずログインしてから、すぐにパスワードを変更。
まぁそれは良いとして、各種サービスの細かい設定がWeb管理画面からGUIで行えない。
これはWebサーバやファイルサーバ(Samba)等も同様。
結局はSSH接続後、設定ファイルを手動で変更するしかないのかな?
あと、PHPの設定を「/etc/php.ini」で行おうとしたら、なぜか反映されない。
アップロードのファイルサイズやPOSTのサイズを変更したい場合は、「/etc/php.d/nethserver.ini」を変更すること。
【追記】
前回、nethserverインストール時にWOL(Wake On Lan)設定は不要と書いたが、やはり必要だった。
「/etc/rc.d/rc.local」に『ethtool -s enp67s0 wol g』を追記する(enp67s0はNIC名)。
# chmod 755 /etc/rc.d/rc.local
(実行権の付与を忘れずに!)
投稿者 masatsu : 00:54 | コメント (0)
2018年12月18日
nethserverを試してみる
HPのノートPCに入れるOSがなかなか安定しない…。
今度は「nethserver 7.5」をインストールしてみよう。
これは「CentOS 7」をベースにしたLAMP環境のOSだ。
【インストールメニューにおける注意点】
1.『言語』には「日本語」を追加(但し、日本語化はされない(笑))
2.『キーボード』に「japanese」を追加(英語キーボードでは記号入力が大変なので…)
3.ソフトウェアパッケージとして「minimal」を選択しないこと(ベースシステムとメールサーバしか入らないので…)
4.固定IPにする場合、ここで設定する(インストール後でもできるが、面倒くさい)
5.セキュリティは特に導入しない(面倒くさそう…(笑))
【インストール後の設定】
1.WakeOnLanは特に設定不要!(BIOSのみ)
2.ノートPCのふたを閉じた際のサスペンド回避は必要
# vi /etc/systemd/logind.conf [Enter]
↓
『HandleLidSwitch=ignore』を追記
3.『https://(IPアドレス):980/』にアクセスして、初期設定
【所感】
これだけで基本的なシステムは構築されるが、LAMP環境ではない。
上記の管理画面から新たなソフトウェアとして「Web-tools」と「MariaDB」を入れることで、PHP環境やデータベースと共にFTPも導入される。
FTPサーバの有効化や起動、ユーザ追加も全て管理画面で行えるが、PASVモードではないのでクライアント側の設定は注意が必要。←間違い(後日確認したらPASVモードでした)
SSH接続も可能だが、特にSSHで操作する必要は無さそう(シャットダウンも管理画面から可能)。
ubuntuに比べると格段に使いやすいと感じるが、「CentOS 7」ベースなので、使い慣れた「CentOS 6」とは異なる点もある。
まぁ、おいおい慣れていこう。
投稿者 masatsu : 13:19 | コメント (0)
2018年12月16日
Ubuntuのデスクトップを使ってみる
UbuntuServerを入れていたHPのノートPCに『Ubuntu 18.04 LTS』をインストールする。
但し、以下の制約条件を設ける。
1.使うときだけ電源を入れたいので、WakeOnLanで起動する
2.ノートPCのふたを閉めたまま運用する
3.WindowsのリモートデスクトップまたはSSHでアクセスする
【OSのインストール】
「最小インストール」を選択
【インストール後の設定】
1.固定IPアドレスに変更
「設定」→「ネットワーク」→有線の設定ダイアログ→「IPv4」タブで『自動(DHCP)』を『手動』に変更し、IPアドレス等のネットワーク設定を行う。
ついでに「IPv6」は『無効』にする。
2.rootパスワードを設定し、必要なパッケージを導入
$ sudo passwd root [Enter]
でパスワードを設定した後、rootになって
# apt install vim ethtool net-tools openssh-server xrdp [Enter]
3.ふたを閉じてもスリープに入らないように設定
# vi /etc/systemd/logind.conf [Enter]
↓
『HandleLidSwitch=ignore』を追記
4.WakeOnLan対応
# ifconfig [Enter]
でNIC名を確認…うちの環境では「enp67s0」
# vi /etc/rc.local [Enter]
----------------(ここから)----------------
#!/bin/bash
ethtool -s enp67s0 wol g
----------------(ここまで)----------------
# chmod 755 /etc/rc.local [Enter]
# crontab -e [Enter]
----------------(ここから)----------------
@reboot /etc/rc.local
----------------(ここまで)----------------
5.Windowsからリモートデスクトップ接続できるように設定
# vi /etc/xrdp/xrdp.ini
↓
『new_cursors=true』を『new_cursors=false』に変更
# vi /etc/xrdp/sesman.ini [Enter]
↓
『FuseMountName=thinclient_drives』を『FuseMountName=.thinclient_drives』に変更
# vi /etc/polkit-1/localauthority/50-local.d/xrdp-color-manager.pkla [Enter]
----------------(ここから)----------------
[Networkmanager]
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.color-manager.create-device
ResultAny=no
ResultInactive=no
ResultActive=yes
----------------(ここまで)----------------
# vi /etc/polkit-1/localauthority.conf.d/02-allow-colord.conf [Enter]
----------------(ここから)----------------
polkit.addRule(function(action, subject) {
if ((action.id == "org.freedesktop.color-manager.create-device" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.create-profile" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.delete-device" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.delete-profile" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.modify-device" ||
action.id == "org.freedesktop.color-manager.modify-profile") &&
subject.isInGroup("{group}")) {
return polkit.Result.YES;
}
});
----------------(ここまで)----------------
# exit [Enter]
$ cd [Enter]
$ vi .xsessionrc [Enter]
----------------(ここから)----------------
export GNOME_SHELL_SESSION_MODE=ubuntu
export XDG_CURRENT_DESKTOP=ubuntu:GNOME
export XDG_DATA_DIRS=/usr/share/ubuntu:/usr/local/share:/usr/share:/var/snapd/desktop
export XDG_CONFIG_DIRS=/etc/xdg/xdg-ubuntu:/etc/xdg
----------------(ここまで)----------------
※ノートPC側でログインしている場合、Windowsからリモートデスクトップでログインできない点に注意!
なお、接続時のSessionは『Xorg』を選択。