2020年04月22日

Xubuntu上のゲストOSを同じネットワークにする

XubuntuからゲストOSへはアクセスできますが、LAN内の他のPCからはネットワークが異なるため、アクセスできません。
そこでゲストOSも同じネットワークになるようにブリッジの設定を行いましょう。

まずは
# nmcli device [Enter]
で確認すると、以下の2つが存在しています。
「enp9s0」…有線接続 1(192.168.1.2)
「virbr0」…ブリッジ(192.168.122.1)

# brctl show [Enter]
で確認しても「virbr0」だけです。

新たなブリッジを追加して色々設定します(XubuntuのIPアドレスを新たなブリッジに設定)。
# nmcli connection add type bridge ifname br0 [Enter]
# nmcli connection modify bridge-br0 bridge.stp no [Enter]
# nmcli connection modify bridge-br0 ipv4.method manual ipv4.addresses "192.168.1.2/24" ipv4.gateway "192.168.1.1" ipv4.dns "192.168.1.1" [Enter]

このブリッジに「enp9s0」をスレーブとして追加します。
# nmcli connection add type bridge-slave ifname enp9s0 master bridge-br0 [Enter]

元々の「enp9s0」を削除します。
# nmcli connection delete 有線接続\ 1 [Enter]

ここでなぜかフリーズ!
あれっ?…実はリモートデスクトップ接続で作業していたのですが、NICを削除したらそりゃ接続が切れるわな(-_-;)

Xubuntuを再起動して、あらためて再接続します。

# nmcli connection show [Enter]
で確認すると
「bridge-br0」
「bridge-slave-enp9s0」
「virbr0」
の3つがあります。

# nmcli device [Enter]
でも全て「接続済み」になっているのでOK!

「仮想マシンマネージャー」を起動してゲストOSの詳細を表示し、「NIC」の項目を選択します。
「ネットワークリソース」の値を「仮想ネットワーク…NAT」から「共有デバイス名を指定」に変更し、「ブリッジ名」の個所に「br0」を入れて「適用」します。

最後に、ゲストOSのIPアドレスをDHCPからstatic(固定)に変更して完了!
これでWindowsからXubuntu上のゲストOSにアクセスできるようになりました。

投稿者 masatsu : 18:04 | コメント (0)

2020年04月19日

Xubuntu上のAlpineのキーマップ

XubuntuのKVM上にインストールした仮想OS(ゲストOS)である「Alpine Linux」ですが、インストール時にキーボード検出がエラーになったため、現在USキーボードになっています。
非常に使いにくいので、日本語キーボードにしましょう。

(Alpineでrootログインして)
# setup-keymap [Enter]

あとは「jp」→「jp」を入力して完了!
今度はきちんとキーボード検出できたようです。

投稿者 masatsu : 23:47 | コメント (0)

XubuntuにKVMを導入

Windowsからリモートデスクトップ接続を行い、ターミナルを出して以下のコマンドを実行(rootで)。

# apt install qemu-kvm libvirt-bin virtinst bridge-utils virt-manager qemu-system [Enter]

ここで謎のエラー。
「ロック /var/lib/dpkg/lock-frontendが取得できませんでした」
が出現しました。
ネットで調べて

# rm /var/lib/apt/lists/lock [Enter]
# rm /var/lib/dpkg/lock [Enter]
# rm /var/lib/dpkg/lock-frontend [Enter]

を実行後、再度インストール。
今度は成功しました(インストールの途中で「ネットワークが切断されました」と出てちょっと緊張しましたが、問題なく完了しました)。

ここで一応「再起動」しましょう。
再びリモートデスクトップ接続を行い、メニューから「仮想マシンマネージャー」を選択。

起動した「仮想マシンマネージャー」のメニューから
『ファイル』→『新しい仮想マシン』とたどり、ウィザードに従って進めるだけです。
試しに軽量な「Alpine」を入れてみましょう。

1.DVDドライブに「Alpine」のディスクを挿入し、オートマウントされることを確認。
2.「ローカルのインストールメディア」を選択し、「進む」をクリック。
3.「インストールメディアの場所」は「CD−ROMまたはDVDを使用」が選択されているので、そのまま「進む」をクリック。
4.割り当てる「メモリ」は512MBくらいで十分かな?(もっと少なくても良いけど)、CPUは1個にしておきますかね。
5.ストレージは2GBくらいで良いでしょう。
6.最後に「完了」を押せばインストールが始まります。
7.ログイン画面が出たら「root」でログイン(パスワード無し)してから、「setup-alpine」でインストールを進めていくだけ。

CUIでやるとかなり面倒くさそうですが、GUIツールを使えば超簡単!
なお、仮想OS(Alpine)上でインストール後に「poweroff」で終了しようとしたら、なぜか再起動してログイン画面になったのは謎。
(但し、rootでログインした後に「poweroff」を入力したら、きちんと終了したので一安心)

っと、一つ問題が…。
インストール中にキーボードをうまく認識できなかったようで、USキーボード状態になっています。
viでコロン(:)を入力する際、「Shift+セミコロン(;)」になるのは少し不便ですが、「setxkbmap」を入れてもうまくいきません(てか、そもそもXを入れてない)。
この問題はとりあえず保留(-_-;)

あと仮想OS(Alpine)のIPアドレス取得がDHCPになっているので、固定IPアドレスにしておきましょう。
「/etc/network/interfaces」をstaticに変更しても外部へ接続できなくなりますので、DHCPサーバの設定を変えます。

ホストOS(Xubuntu)側で
# virsh net-edit default [Enter]
 ↓
 <host mac='52:54:00:81:27:46' name='alpine' ip='192.168.122.2' />
を<dhcp>タグの中の<range>タグの下に追記します。
 注1:MACアドレスは仮想OS(Alpine)側で「ifconfig」を叩けば分かります。
 注2:nameは任意。
 注3:IPアドレスはrangeの幅の中の任意の一つを指定。

# virsh net-destroy default [Enter]
# virsh net-start default [Enter]

これで仮想OS側を終了後、再び起動したら固定IPアドレスになります。
(最初うまく切り替わらなかったのですが、リースの設定ファイル…/var/lib/libvirt/dnsmasq/deault.leases…が残っていたから?いや、よく分からん)

投稿者 masatsu : 10:28 | コメント (0)

2020年04月18日

Xubuntu 18.04.4をインストール

昔CentOSサーバとして使っていたDellのノートPC『Vostro 1400』ですが、冷却ファンの騒音が酷いのと内蔵バッテリーの死亡でお蔵入りになっていました。
常時稼働サーバとしては(うるさくて)使えませんが、実験用サーバとして復活させるべくXubuntuを入れてみます。
将来KVM(仮想化)の実験にも使いたいので、CPU対応状況の確認とBIOS設定は行っておきましょう。
・CPU…「Core2Duo」なのでvmx対応のはず(/proc/cpuinfoでも確認)
・BIOS設定…「POST Behavior」→「Virtualization」の項目をOffからEnabledに変更

最新版を焼いたDVDからインストール後、IPアドレス等のネットワーク設定をDHCPから手動(固定IPアドレス)に変更。

1.rootパスワードを設定します。
$ sudo passwd root [Enter]

2.aptで必要なパッケージを導入します。
# apt install vim ethtool openssh-server xrdp [Enter]

3.ノートPCのふたを閉じて運用するので、以下の設定を書き換えます。
# vi /etc/systemd/logind.conf [Enter]
 ↓
『HandleLidSwitch=ignore』を追記

4.リモートデスクトップ接続の設定を行います。
@「/etc/xrdp/xrdp.ini」の「new_cursors=true」を「new_cursors=false」に変更
A「/etc/xrdp/sesman.ini」の「FuseMountName=thinclient_drives」を「FuseMountName=.thinclient_drives」に変更

「xorgxrdp」がインストールできないので、先に以下のパッケージを入れます。
# apt install xorg-video-abi-23 [Enter]

続けて
# apt install xorgxrdp [Enter]

この後、Windowsからリモートデスクトップ接続を試みると
「残念ながら、Ubuntu 18.04で内部エラーが発生しました。」
と表示されます。

どうやら「light-locker」の問題のようです。
対処法はネットにあったので、サクッと設定。
(環境変数「XDG_SESSION_PATH」が空である場合はtrueを返却するように)

# cd /usr/bin [Enter]
# mv light-locker light-locker.orig [Enter]
# vi light-locker [Enter]
 ↓
〜・〜・〜・〜・〜 ここから 〜・〜・〜・〜・〜
#!/bin/sh

if [ -n "$XDG_SESSION_PATH" ]; then
 /usr/bin/light-locker.orig
else
 true
fi
〜・〜・〜・〜・〜 ここまで 〜・〜・〜・〜・〜

# chmod a+x light-locker [Enter]

SSHとリモートデスクトップの両方で接続を確認できました。
とりあえずはここまで。

投稿者 masatsu : 17:15 | コメント (0)