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2020年04月18日
Xubuntu 18.04.4をインストール
昔CentOSサーバとして使っていたDellのノートPC『Vostro 1400』ですが、冷却ファンの騒音が酷いのと内蔵バッテリーの死亡でお蔵入りになっていました。
常時稼働サーバとしては(うるさくて)使えませんが、実験用サーバとして復活させるべくXubuntuを入れてみます。
将来KVM(仮想化)の実験にも使いたいので、CPU対応状況の確認とBIOS設定は行っておきましょう。
・CPU…「Core2Duo」なのでvmx対応のはず(/proc/cpuinfoでも確認)
・BIOS設定…「POST Behavior」→「Virtualization」の項目をOffからEnabledに変更
最新版を焼いたDVDからインストール後、IPアドレス等のネットワーク設定をDHCPから手動(固定IPアドレス)に変更。
1.rootパスワードを設定します。
$ sudo passwd root [Enter]
2.aptで必要なパッケージを導入します。
# apt install vim ethtool openssh-server xrdp [Enter]
3.ノートPCのふたを閉じて運用するので、以下の設定を書き換えます。
# vi /etc/systemd/logind.conf [Enter]
↓
『HandleLidSwitch=ignore』を追記
4.リモートデスクトップ接続の設定を行います。
@「/etc/xrdp/xrdp.ini」の「new_cursors=true」を「new_cursors=false」に変更
A「/etc/xrdp/sesman.ini」の「FuseMountName=thinclient_drives」を「FuseMountName=.thinclient_drives」に変更
「xorgxrdp」がインストールできないので、先に以下のパッケージを入れます。
# apt install xorg-video-abi-23 [Enter]
続けて
# apt install xorgxrdp [Enter]
この後、Windowsからリモートデスクトップ接続を試みると
「残念ながら、Ubuntu 18.04で内部エラーが発生しました。」
と表示されます。
どうやら「light-locker」の問題のようです。
対処法はネットにあったので、サクッと設定。
(環境変数「XDG_SESSION_PATH」が空である場合はtrueを返却するように)
# cd /usr/bin [Enter]
# mv light-locker light-locker.orig [Enter]
# vi light-locker [Enter]
↓
〜・〜・〜・〜・〜 ここから 〜・〜・〜・〜・〜
#!/bin/sh
if [ -n "$XDG_SESSION_PATH" ]; then
/usr/bin/light-locker.orig
else
true
fi
〜・〜・〜・〜・〜 ここまで 〜・〜・〜・〜・〜
# chmod a+x light-locker [Enter]
SSHとリモートデスクトップの両方で接続を確認できました。
とりあえずはここまで。
投稿者 masatsu : 2020年04月18日 17:15