2006年10月09日
Linux-VRをWebサーバにする
NTPサーバとして構築したTeliosだが、実験としてWebサーバデーモンを入れてみた。
Apacheは無理っぽいので、thttpdだ。先頭の「t」は、「tiny/turbo/throttling」らしい。どうでも良いが、thttpdのロゴは脱力系だ(笑)。
http://www.peanuts.gr.jp/~kei/Hard-Float/Based-Others/RPMS/mipsel/thttpd-2.18-1.mipsel.rpm
をwgetでダウンロードして、インストール。
confファイルが見当たらないが、「/etc/rc.d/init.d/thttpd」という起動スクリプトがあったので、これを編集する。
---------------------------------------
start)
echo -n "Starting thttpd: "
daemon /usr/sbin/thttpd -nor \
-u httpd \
-l /home/httpd/logs/thttpd.log \
-d /home/httpd \
-c '/cgi-bin/*' \
---------------------------------------
を
---------------------------------------
start)
echo -n "Starting thttpd: "
daemon /usr/sbin/thttpd -nor \
-u masatsu \
-l /var/log/thttpd.log \
-d /home/masatsu \
-c '**.cgi' \
-T "Shift_JIS"
---------------------------------------
に変更。
ログファイルを/home/httpd/logs/から/var/log/に移動して、起動。・・・OK、うまくいった。
chkconfigで確認してみると、最初から自動起動になってるので、特にすることもない。
Apacheに比べるとあまりにも低機能だが、CGIも動作するし、お手軽だ。
投稿者 masatsu : 17:06 | コメント (0)
2006年10月08日
TeliosAJ-1をNTPサーバに
LOOXを買ってから、TeliosをTelnetクライアントとして利用することがなくなった。
このTelios、ほこりをかぶった状態だったのだが、バッテリーも生きているのに使わないのはもったいない。
というわけで、以前構築したLinux-VR(MC)を起動して、3台目の常時稼働サーバとして運用することにする。
Telnetサーバはinet経由で起動するようにしていたが、ほかには何も入れていなかったので、まずは環境整備。
http://pc1.peanuts.gr.jp/~kei/Linux-MC/Incoming/Vine-2.1/RPMS/mipsel/
からwgetを入手して、インターネットから直接ファイルをダウンロードできるようにする。
FTPサーバが起動している別のLinuxマシンで、wgetのパッケージをダウンロードして、TeliosからはFTPコマンドで接続しダウンロードする。
インストール後は、wgetで直接ダウンロードできるようになったので、別マシンは必要ない。
次に、perlとproftpdとntpのRPMパッケージをwgetで入手して、インストール(ntpは/Vine-2.5/RPMS/mipsel/から入手)。
perlのインストール時に「--excludedocs」のオプションは必須だ(CFの容量が少ないので)。
つか、perlとproftpdは別に必要ないんだけど・・・。
ntpパッケージをインストールすると、ntpdやntp.confが「/etc」以下ではなく、「/usr/etc」の下にできるので注意が必要だ。
ntp.confに外部NTPサーバを追加し、ntpd起動スクリプトファイルを編集(ディレクトリ構成の整合をとるため)。driftファイルをtouchで作成。起動スクリプトを/etc/rc.d/init.dにコピーしてからchkconfigで自動起動設定。
以上で、LAN内からアクセスできるNTPサーバが完成した。
あとは、常時稼働の2台のサーバ(Vine2.5とPlamo4.0)が、Teliosに対してntpdateコマンドを毎日定時に実行するよう、cron設定を行なって完了。
どうでも良いが、Vine2.5のほうは1時間以上、時計が狂っていたよ・・・(^^;)。
投稿者 masatsu : 14:53 | コメント (0)
2005年11月24日
SharpTeliosHC-AJ1にLinux
無線LANでネットワークに接続して、Telnet端末として使用しているSharpTeliosHC-AJ1だが、最近128MBのCFを手に入れたので、そのCFカード上にLinux-VRを入れてみた。
カーネル、ブートプログラム、ユーザランドの3つのファイルを母艦となるNiigataLinuxマシンでダウンロード。
カードリーダは、USBに挿しただけでマスストレージとして認識。
で、CFカードは、「/dev/sda」となった(SCSIドライブとして認識)。
あとは、
http://www.sikigami.com/~fuku/linux-telios/
のページの手順通りでほぼOK。
ext2のフォーマットだけは、FedoraベースのNiigataではうまくいかなかったので、Vine3.2マシンで行なった。
あと、ユーザランドをCF上に展開するときのtarのオプションは、「xjpf」に。
それ以外は何の問題も無く、起動までもっていけた。
メルコのLANカード「LPC-2T」も自動認識した。
問題点としては、無線LANカードが使えそうにないことと、電源ボタンが効かないこと。
それと、日付や時間等の基本的な設定情報が毎回リセットされるので、WindowsCEと随時切り替えて使用するというわけにはいかない。
フラッシュメモリの書き換え寿命を考えると、サーバとして稼動させるのもどうかと思う。
やはり、AJ-1はWindowsCE端末として使うほうが良いみたいだな。