2005年11月21日
Niigataでslをmake
NiigataLinuxにはgcc等の開発環境が入っていないが、有名な「sl」をmakeできる環境を構築してみた。
まず、sl.tarを作者のサイトからwgetで入手。
# wget http://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/~toyoda/sl/sl.tar
# tar xvf sl.tar
# cd sl
# make
とするものの、当然エラー出まくり。
# yum install gcc
# yum install ncurses-devel
# yum install libtermcap-devel
の後、makeするとバイナリのslが完成。
とまぁ、文章で書くと簡単だが、cursesやtermcapのdevelは、コンパイラのエラーメッセージからyumでsearchしているので、結構時間がかかっている。
一番時間がかかったのが、gccのインストールだけどな。
投稿者 masatsu : 02:05 | コメント (0)
2005年11月20日
Niigataにyumを導入
NiigataLinuxにはyumもaptも入っていないが、Fedoraベースってこともあるのでyumを入れてみた。
http://download.fedoralegacy.org/fedora/1/updates/i386/yum-2.0.5-1.noarch.rpm
をダウンロードして
# rpm -ivh yum-2.0.5-1.noarch.rpm
を実行。
次に、[/etc/yum.conf]の中の「$releasever」を「1」に変更。
# rpm --inport http://www.fedoralegacy.org/FEDORA-LEGACY-GPG-KEY
でPGPキーを追加する。
あとは
# yum update
とするだけ。
もっともNiigataがCore 1ベースなのかどうか、よく分からない。
Core 2のパッケージを入れたければ、yum.confの「$releasever」を「2」にするだけだ。
投稿者 masatsu : 17:28 | コメント (0)
2005年10月27日
iptablesの設定保存
NiigataLinuxの23番ポートをiptablesを使って開けたが、その設定を保存するのを忘れていた。
保存しないと再起動時に消えてしまう。
# service iptables save
を打ち込むだけだ。
Fedora系は、このへん簡単だよな。
投稿者 masatsu : 14:19 | コメント (0)
Niigataの印象
NiigataLinuxを松下のCF-45に入れてみた(Debianは消去)。
お手軽にLAPP環境(Linux、Apache、PostgreSQL、PHP)を作れるというコンセプト通り、インストール時に指定する箇所はほとんど無い。
必要最小限のサーバソフトのみ入れて、X等余計なものを入れないのは好感が持てる。
LAMP環境(Linux、Apache、MySQL、PHP)にも対応していれば、もっと良いのだが・・・。
このNiigata、あくまでもインストール直後のデフォルト状態で使用するのを前提としているように感じる。
後でパッケージを追加する場合は、かなり苦労させられるディストリビューションでもあるので、カスタマイズしたい人にはお勧めできない。
パッケージ管理はrpmで、Fedoraベースのようなので、Fedoraの公開パッケージが使える。
しかし、aptもyumも入っていないので、依存関係を解消しながらインストールすることになる(Debianのaptを使ったことがある人間には耐えられない)。
さらにソースからビルドしようとしても、gccが入っていない。
とりあえずtelnetdを入れた際の苦労を書いておこう。
(私がSSHではなくTelnetに固執するのは、WindowsCEマシンをTelnet端末として使っているから・・・)
1.telnet-serverとxinetdのrpmを入手。
2.xinetdを入れてから、telnet-serverを入れる(依存の問題)。
3./etc/xinetd.d/telnetをviで開いて、disableをnoにする。
4.「chkconfig xinetd on」を実行。
5.「service xinetd start」でサービスを開始。
普通ならば、これでTelnetできるようになるはずだ。
ところが、Windowsから接続できない・・・。
サーバ自体のシェルから「telnet localhost」と打ってみると接続できるので、問題はファイアウォールにあると判明。
iptablesコマンドで確認してみると、確かに21(FTP)、22(SSH)、25(SMTP)、80(HTTP)、5432(PostgreSQL)ポートのみが開いている。
# iptables -I RH-Firewall-1-INPUT -p tcp -s 172.16.0.0/16 -d 0.0.0.0/0 --dport 23 -j ACCEPT
と打ち込むことで、23番ポートを開く。
これでやっとTelnet接続が行なえるようになった。
面倒くさいが、考えようによってはセキュリティが固いとも言える。
初心者が自宅でWebサーバを立てたいときなんかは、良いかもしれない。