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2020年01月29日
Debian10を常時起動サーバとして構築
ノートPCにDebianをインストールして、常時起動状態のサーバにします。
なお、サーバなのでGUIは不要なのですが、一応Xも入れてWindowsからリモートデスクトップ接続できるようにしましょう。
1.ネットワークインストール用イメージをダウンロードし、USBメモリに入れてブートします。
2.インストール時のソフトウェア選択画面で「Xfce」「Webサーバ」「SSHサーバ」を選択。
(「標準システムユーティリティ」はそのままチェックで、「プリンタサーバ」はチェックをはずします)
3.ノートPCに入れて、常に蓋を閉じて運用しますので、「/etc/systemd/logind.conf」を編集します。
↓
『HandleLidSwitch=ignore』を追記
4.固定IPアドレスに変更します。
↓
メニューの「アプリケーション」から「設定」→「Advanced Network Configuration」とたどり、「Wired connection 1」の編集画面を出します。
「IPv4設定」タブの中の「Method」を「手動」に変更し、必要事項を入力後、再起動。
5.Synapticで「xrdp」と「xorgxrdp」をインストールします。
↓
@「/etc/xrdp/xrdp.ini」の「new_cursors=true」を「new_cursors=false」に変更
A「/etc/xrdp/sesman.ini」の「FuseMountName=thinclient_drives」を「FuseMountName=.thinclient_drives」に変更
これでリモートデスクトップ接続もSSH接続も問題なく完了。
あ、PC本体側はログイン状態にしないように!(リモートデスクトップ接続の際、エラーになります)
全く引っ掛かる個所がありませんが、まぁ一応覚え書きということで…。
6.次にデータベースサーバをインストールします。
Synapticで「MariaDB」関連をインストールした後、ターミナルからrootでログインしようとするとエラーになります。
suでrootユーザに切り替えた後なら普通に入れるのですが、何故?
↓
調べてみるとプラグイン設定で「unix_socket」が指定されているせいですね。
DBユーザを新たにLinuxユーザと同名で作成し、その際「identified via unix_socket」を指定するだけ。
なんと「$ mysql [Enter]」だけでログインできます(通常は「$ mysql -u (ユーザ名) -p [Enter]」)。
投稿者 masatsu : 2020年01月29日 11:45