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2005年10月25日
MP3ストリーミングサーバ
余っているノートPC(松下CF-M1V、Celeron333MHz、128MBメモリ、HDD8GB)にDebianSargeをインストールして、LAN内にMP3を配信するストリーミングサーバを構築してみた。
余談だが、バッテリーが死んでいるので、常時稼動の公開サーバにはできない。
daemonとしては、Apache2、SSH、Telnet、FTP(vsftpd)を入れているだけで、できるだけCPU負荷を軽くするようにしている。
1.ストリーミングサーバソフトとしてはSHOUTcastを選択。オフィシャルサイト(http://www.shoutcast.com/)から次の2つのソフトをダウンロード。
・SHOUTcast Linux server (glibc) v1.9.5
・SHOUTcast DSP Plug-In for Mac OS X, Linux and FreeBSD
2./usr/local/srcにコピーしてtarで解凍。
# tar xvzf shoutcast-1-9-5-linux-glibc6.tar.tar
# tar xvzf sc_trans_posix_040.tgz
3./usr/local/shoutディレクトリを作成して、必要なファイルを移動。
・sc_serv
・sc_serv.conf
・sc_trans_linux
・sc_trans.conf
・example.lst
の5つが必要。
4.sc_serv.confとsc_trans.confを適宜設定。
5.起動スクリプトを記述する。
[/usr/local/shout/shout]
---------------------------------------
#!/bin/sh
/usr/local/shout/sc_serv > /dev/null &
sleep 1
/usr/local/shout/sc_trans_linux > /dev/null &
---------------------------------------
6.新しいユーザ(sctrans)を作成して、/home/sctrans/content内にMP3ファイルを置くようにする。
なお、これは単なる管理上の問題で、必須ではない。
7.お気に入りのMP3ファイルを上記ディレクトリにFTP転送したら、ファイル名を適宜書き換え(日本語のファイル名が通るかは検証していないが、念のため全てASCIIに)。
そのファイル名をexample.lstファイルに列挙する。
8.起動スクリプトでソフトを起動したら、念のためpsコマンドで起動完了を確認しておこう。
sc_servとsc_trans_linuxのプロセスが複数起動していたら、成功だ。
9.あとはWindowsのMediaPlayerで「ファイル」→「URLを開く」で「サーバのIPアドレス:8000」を入力するだけで、勝手に接続する。
なんとも簡単だ。
但し、MediaPlayer上に曲名は出ないし、好きな曲を選択することもできない(シャッフル再生される)。
ストリーミングサーバという存在は、PCが1台しかなければ全く意味がないが、うちのように複数台稼動している環境では、まぁ便利かもしれない。
実は、単なるサーバ実験なんだけどね(自己満足)。
投稿者 masatsu : 2005年10月25日 17:12